AWS EC2からXSERVERの移転でコストダウン

運営中のウェブサイトのサーバーをAWS EC2からエックスサーバーへ移転した。もともとは複数サイトを収容する関係で複数のIPアドレスを使いたかったし、root権限も欲しかったのでEC2を選択したが、その必要もなくなったので今回エックスサーバーへ移転することにした。

移転したサービスの概要

  • LAMPで構築されたシステム
  • リクエスト数約200万/日
  • Amazon EC2 t2.small

毎月の通貨レートで誤差はあるがEC2の利用料は約8,000円/月だった。今回移転したエックスサーバーのX10プランは約1,000円/月なので大幅なコストダウンとなった。

今までいろいろなサーバーを使ってきたが、エックスサーバーはかなりコストパフォーマンスの高い部類に入ると思う。気に入ったのは以下の点。

マルチドメイン無制限

収容ドメインに制限は無く、何サイトでも入れることができる。

バックアップ機能標準搭載

EC2などの場合はバックアップの仕組みは自分で作らなければならなかったが、標準でウェブ領域とmySQLのデータを7日間バックアップしてくれる機能がついている。

PHPの設定変更が簡単

PHPバージョンをドメインごとに簡単に変更できるのは複数のサイト運営者はありがたい機能だと思う。バージョンはPHP7にも対応。また、PHP高速化設定などコンパネ上から変更できる機能も充実している。

独自SSLがいくつも無料

最近追加された機能のようだが、収容ドメイン・サブドメイン全てに対して独自SSL(Let’s Encrypt)が無料で使える。

何よりコスパが高い!

すでに多くのブログなどに書かれている通りコスパはかなり高い。なお、サポートに問い合わせて確認済みだが、X10プランでも最上位のX30でもサーバースペックの違いはなし。つまり容量が50Gで十分ならX10プランを選べばいいことになる。

PHP7やLet’s Encryptなど最新の技術も素早く対応している印象があるので今後も最新技術の導入は期待できそうだ。

正直アクセス数からエックスサーバーで運営できるのか不安もあったが、試用期間で判断する限り、問題がなさそうなのでそのまま本契約とした。ただ、アクセスが増えれば辛くなるはずなのでその時はX2またはシックスコアへの移転を考えたいと思う。

2016/8/31日までの契約者は.com/.net/.orgなどのドメインが1つ無料進呈で以降の更新費も無料とのこと。これは個人ブログには嬉しい特典かも。