MacBook Proの発熱対策記録(Appleのサポート編)

前回の続き。ソフトウェアの導入で発熱対策を行ったものの、できればそういったソフトウェアは使わず普通の状態で使いたい。ネットで他のMacbook Proユーザーの情報を見る限り、うちのは温度が高いようなので、Appleのサポートを受けることにした。

まずはチャットサポート

Appleのサポートサイトからチャットサポートに入り、

  • Mac起動直後にCPUが90℃以上になっている
  • 動画再生すると一瞬100℃を超えることもある
  • OSの再インストール、NVRAMリセット、SCMリセットも試したが改善せず

という事を送信し、待機。返信は1分以内に返ってきた。細かいやり取りは覚えていないが、

  • 確かにCPU温度は通常よりも高いように見受けられる
  • 再インストールと各種リセットも実施済みということから、ロジックボードの故障または内部の汚れが原因の可能性があるので最寄りのApple Storeへ持ち込んで欲しい

という回答。チャットでのサポートを受けたのは初めただったけど、電話やストア同様丁寧に対応頂いた。すぐにGenius Barを予約した。

Genius Barへ持ち込んだ

幸いGenus Barの予約は翌日取ることができたので、早速持ち込んだ。予約の際にコメントで状況を入れておいたので、最低限の説明で状況を理解してもらい、以下を行ってもらった。

診断ソフトウェアで各種チェック

→ 異常なし

ネットワークブートで起動させる診断ソフトウェア(Mac Resource Inspectorというらしい)上でハードウェアの各部分をチェック。幸いどこも異常なし!

ソフトウェア上に各センサーの温度が表示されていて、CPUコアはこのときも95℃前後、ファン回転が約2500/分となっていたが、この機種はこれで通常状態とのこと。結構高温になるもんだと感じた。

分解して内部を目視チェック

→ 異常なし

ソフトウェア診断後、「分解して内部を見てきますので5分ほど待っていてください」と言われたので、自分で清掃したことを伝えようか、迷ったが見てもらったほうが良いと思い、そのままおまかせすることにした。

時間通り5分程でGeniusが戻ってきて開口一番「内部はとても綺麗でした。以上無いのでこのまま使ってください。」と。同時に中の写真まで見せてくれた。中が綺麗なのは先月分解して内部清掃をしたためと伝えたところ。「そうでしたか。丁寧に使っていただきありがとうございます。」と言われる。とっさにこういう事を口にできる人は素敵だ…。

ちなみに分解して行ったことは

  • ヒートシンクの清掃
  • ファン回転の目視チェック
  • ヒートパイプのチェック

らしい。

結局異常なし?

Genius曰く。

  • ハードウェアの問題はどこにも発生しておらず、起動直後CPUコアが95℃になることも正常
  • ファン制御のソフトウェアを入れなければ100℃近くになるまでファンの回転は大幅に上がらないこと正常
  • ファン制御ソフトウェアで回転数を上げると温度は冷えるが埃の吸い込みも増えるので通常状態でも大丈夫

正直温度は今でも若干気になるが、Macのプロがこう言っているので、ファン制御を自動に戻すことにした。念の為ターボブーストはまだ切ったままだが、ファン制御を自動にしたことで久しぶりに静かな環境が戻った。直接診てもらったことで、ある程度の安心を得られたので、今回はこの状態で様子見とした。

Macs Fan Control を使うと分かるが、Mac内部にはこんなにも多くの温度センサーがあるので、万一センサーが故障すると正常な温度に維持できなくなってしまう可能性がある。

温度問題で気になる人、特に数年使い込んだマシンの場合は一度Apple Storeで診てもらうと安心だと思う。