2019年を迎える今、MacBook 12インチ(2017)を買った

MacBook Airの2018年モデルが発表されて以来、Macのモバイルマシンが欲しくなった。1週間くらい悩みに悩んだ結果、MacBook 12インチを選んだ。

2018年12月現在販売されているMacのノートブックは以下の3種類。

  • MacBook Air 2018年11月発売
  • MacBook Pro 2018年7月発売
  • MacBook 2017年6月発売

2019年まであと、1ヶ月を切るにもかかわらず、12インチMacBookは未だに2017年モデルが販売されていて、2018年はアップデートされないまま年を越す勢い・・・いや、11月にMacBook Airが発売されたことでディスコンになるのではないかという噂も囁かれている状況だ。

MacBook AirとMacbookの現行モデル標準スペック比較

MacBook AirMacBook
発売 2018年2017年
ディスプレイ 13.3インチ2,560 x 1,60012インチ 2,304 x 1,440
CPU 1.6GHzデュアルコアIntel Core i51.2GHzデュアルコアIntel Core m3
メモリ 8GB 2,133MHz LPDDR3オンボードメモリ8GB 1,866MHz LPDDR3
キーボード 第3世代バタフライキーボード第2世代バタフライキーボード
Touch ID ありなし
拡張性 Thunderbolt3(USB-C)USB x 2USB-C x 1
バッテリー 最大12時間のワイヤレスインターネット閲覧最大10時間のワイヤレスインターネット閲覧
サイズ 30.41×21.24×1.56cm 28.05x19.65×1.31 cm
重量 1.25 kg 0.92 kg
価格 134,800円(税別)142,800円(税別)

細かいベンチの数字は他サイトを参照してもらうとして、多くのユーザーが気にするのはこの辺までではないだろうか?

2018年モデルのMacBookと比較してMacBookは軽く、小さいが、遅く、画面が狭く、拡張性に乏しく、設計が古く、価格が高い と言える。個人的には以下2つの違いが最後までMacBookを購入するか悩んだ点だった。

キーボードが古いこと

2018年に発売されたMacBook ProとMacBook Airは第3世代バタフライキーボードが搭載されている。対してMacBook(2017)のキーボードは第2世代でAppleの発表したキーボード修理プログラムの対象機種。悪く言えば欠陥を抱えているということだ。どうやら隙間からホコリが入り込むことで正しく動作しないことがあるということらしい。

第3世代のキーボードではホコリ対策としてシリコンの膜が張られているようで、タイピング音も静かになっている。これはショップで比べてみるとすぐに分かる位の差だった。

Touch IDが付いていないこと

パスワードの入力の手間を省けるというのはかなりの魅力だ。しかもバタフライキーボードはお世辞にもタイプしやすいとは思えないので尚更だ。

ではなぜ今MacBookを選んだのか?

発売から1年以上が経過しているモデルなので間違いなくモデル末期だと思う。そんな中でMacBookを選んだのはこのモデルの個性的な仕様が気に入ったからだ。

圧倒的な軽さ

1Kgを切るのはMacBookだけ。これだけで自分にとっては大変魅力。自分にとって初めての1Kg以下モバイルノートなので新しい使い方が見つけられるかもしれないという期待があった。

ファンレス構造

ファンレスのMacもMacBookだけ。ファンレス機を作ることは高い技術と労力がかけられている。その対価として本体価格が高めに設定されてしまうこともあると思うが、技術者の魂が込められていると思うと所有している満足感が得られそうな気がした。

ただ正直、以前Macbook Pro Retina 15では発熱問題に悩まされたことがあったので。不安がまったくなかったかと言えば嘘になる。

ただ、このMacBookは2015〜2017年モデルの間で熟成されているだろうと判断した。

1ポートしかないUSB Type-Cコネクタ

Type-Cポートが1つしかないということは、このMacBook最大の弱点だと多くの人が指摘している。

約10年前にリリースされたMacBook Airの第一世代モデルもUSBポートを1つだったがAppleはたまにこういうものを出してくる。「モバイルマシンを持ち歩くたびにいくつもケーブル抜き差しするのスマートではなので、1ポートでスマートに使う方法を考えてね」ということだと自分は都合よく解釈し、それに乗ってみることにした。

消えていくモデルかもしれない

前述の通り、多くの人は実用性の高く新しいMacBook Airの2018年モデルを選ぶかもしれない。企業として売れないモデルはラインナップから消えていくのは自然なことなので、もしかしたらMacBook 2017はこのままラインナップからフェードアウトしてしまうかもしれない。そう考えると変えるうちに買っておいたほうが良いと思えたのだ。

実際の使い心地などは別の記事で。