部屋を掃除していたら昔使っていたHHKB Professional2を見つけました。購入したのは10年くらい前でしょうか…ボディが黄ばんできたため黒のHHKBに買い替えたのを覚えています。
ネットで調べるとHHKBなど(ABS樹脂と言うらしいです)はワイドハイターEXを使って黄ばみを取ることができるようですが、どうせ数年後にまた黄色くなるだろうし、塗装してオリジナルのHHKBを作ってみることにしました。イメージは以前作ったこのミニ四駆のトラックです。
分解と脱脂
とりあえず分解。裏面と比べると黄ばみ具合がわかります。ゴムやシールなどもすべて取り外した後、中性洗剤で洗って自然乾燥しました。
下地塗装
下地にはタカラ塗装の非鉄バインダーを使いました。これを使うと塗料の食い付きがとても良くなる。外に置いていたため缶は錆びてしまっていますが、中身は大丈夫でした。
刷毛を使って全体に薄く塗りました。この非鉄バインダーは粘土があるので丁寧に塗らないと凸凹ができてしまいますが、今回は錆風に塗るのでそんなことは気にせずラフに塗っても大丈夫です。
プラサフを吹いて塗装
下地が乾いたら上塗り・・・といきたかったのですが、色乗りが悪かったので、プラサフを軽く吹いてから上塗りしました。色はタミヤカラーのAS-5ライトブルー(ドイツ空軍)です。
サビ(の色)付け
全体に塗れたら茶系の塗料を綿棒で付けていきます。不自然になったと思ったら綿棒に先程使ったライトブルーを付けて失敗した所を消してやり直せOKです。塗料の段差がそれっぽく見えますし。錆は中心部分の色が濃くなちがちなので、それを意識しながら茶色をつけていき、中心部分は油性ペンなどで黒を入れてもいいと思います。
今回は手元に鉄道模型用の塗料が有ったのでそれを使いましたが、100円ショップで売っている水性塗料でも大丈夫だったりします。
ステンシルを入れる
インクジェットプリンタでステンシルの型を作って、本体右下に「HHKB」の文字を入れてみました。使ったフォントはBoston Trafficというものです。
ステンシルを入れた後、全体に薄くライトブルーを吹きました。これでサビ部分もいい感じに色が落ち着いたように見えます。更に保護のため、つや消しクリアを吹いて塗装は終了です。
組み立て・・・トラブル発生
後は元に組み立てるだけ、一番楽しい工程ですがここでトラブル発生に気づきました。
乾燥の際に使ったヒートガンでReturnキー周辺が変形してしまい、軸が入らなくなってしまっていたびです。ヒートガンに不慣れな人がよくやらかす失敗ですね・・。はんだごてを使って穴を円に近づけて棒ヤスリで整えてなんとかしました(汗)。
完成
色々あったがイメージ通りに完成しました。物置の奥で眠っていたHHKBでしたがこれからはどんどん使っていこうと思っています。いつも使うものは自分好みにカスタムするとより愛着が湧き使うのが楽しくなりますね。