先日、メインマシンをiMac 5KからMacBookに変えることを決めた。
5Kディスプレイと同等の作業環境を得ようと思うとまずは外部ディスプレイが欲しくなる。以下の点を意識して探してみた。
- USB Type-Cケーブル一本でスマートにつなぎたい。
- 27インチは自分のデスクには大きすぎるのでサイズは24〜25インチ。
- 解像度は4Kの方がいい。
検討の結果、フィリップスの258B6QUEB/11 を選んだ。
このモデルの解像度はクアッド HD(2560 x 1440)なので4Kではない。4Kかつ、24〜25インチ、かつUSB Type-C対応という条件に見合うものを見つけることができなかったが、本体の12インチと仮想ディスプレイを使うことで作業領域は広げられると判断した。
左から iMac Retina 5K、MacBook 12インチ、 258B6QUEB/11。作業領域は圧倒的にiMac 5Kが広かった。
目次
258B6QUEB/11のいいところ
1.USB Type-C ケーブル1本でスッキリ接続
ケーブル1本で映像出力・給電できるのはとても便利。MacBookからサッとケーブルを抜いてすぐにも持ち歩ける。ACアダプタと、映像出力の2本を抜き差しするのと対して変わらないようにも思えるが、リバーシブルコネクタの特性も相まってとても利便性が高い。
2.ドッグ機能
このディスプレイの一番の特徴。左からギガビットLAN、とUSBx3。黄色のコネクタはUSB PD バージョン 1.0対応。Type-Cケーブルで接続するとこれら端子が使用できる。※USB端子はスマホなどを充電するだけならType-C接続不要
これによってデスク上の機器や配線をスッキリできるのは自分にとって一番のメリットだった。
2.多彩な映像入力端子
USB Type-Cの他、HDMI、Display Port、DVI、VGAに対応。入力が多いことはいいことだけど、Type-C対応するのならVGA、DVIの代わりにもう一つHDMIつけてくれたほうがいいのではないかと少し思ったが。
3.保証期間が5年間
今までの経験上、5年間同じディスプレイと使うということはなかったので、ここまで長い保証がついているとなにかと安心だ。
258B6QUEB/11のイマイチなところ
スピーカーがしょぼい
このモデルに限らず多くのディスプレイがそうだが、内蔵スピーカーの音がとにかくしょぼい笑。メーカーからすればコストダウンしたいだろうし、拘る人は外部スピーカーを使えということだろうけど、iMacと比べるとあまりにも音が違いすぎる。iMacのスピーカーがそれだけ素晴らしかったということだが、せっかくType-Cでスマートに接続できるのだからスピーカーもこだわっているといいと思った。
キーボードからボリューム調整できない
F11&F12キーを使っての音量調節ができないので、本体のボタンを使ってボリューム調整する必要がある。
操作ボタンが使いにくい
ということで音量調整をする際に本体のボタンに手を伸ばす必要があるが、少々使いにくい。
- スピーカーマークのボタンを押してから、▼▲ボタンを押すという2アクションが必要(これは音量だけでなく入力ソース切り替えも同じ)
- 物理ボタンではなくタッチ式なので間違ったところに触れると反応してしまう
ACアダプタがでかい
19V、7.7AのACアダプタを使用するが、これがでかい。サイズ感はiPhone 7 Plusと同じくらい。本体に電源内蔵できなかったのかな・・
不要なケーブルが多数ついてくる
これもこのモデルん限ったことではないが、入力端子の種類だけケーブルがついてくる。すべて使う人ってなかなかいないのではないかな。ディスプレイを飼う度にケーブルだけが溜まっていく。Type-CつけるならVGA、DVIはケーブルどころか本体からコネクタ自体なくしてしまってもいいのではないかと個人的には思う。
まとめ
見直すと、イマイチな点のほうが多くなってしまったが、決して悪いモデルではなく、僕自身満足して毎日使用している。
当初の条件だった4Kは満たしていないものの、内蔵ディスプレイと表示領域が物理的に別れたことで「こっちのディスプレイには、このウィンドウを表示させる」というルールが明確にできるようになった。
次はディスク上のモノを減らすべく、Magic Trackpad2を使わずに仕事ができないか実験中したいと考えている。